2019年6月27日木曜日

さくらそう一言日記《梅雨》

さくらそうです!

ようやく「梅雨」に入りました。

なぜ「つゆ」は「梅雨」と書くのか、梅雨という漢字の由来を調べてみました。

梅雨という言葉は、日本で生まれた言葉ではありません。
梅雨という言葉が使われ出す前までは、日本では「五月雨(さみだれ)」という言葉が使われていました。

旧暦の5月に降る雨だからです。

「ばいう」は中国で生まれた言葉で、 最初は「黴雨」という漢字が当てられていました。

「黴」は訓読みでは「かび」と読みますが、音読みでは「ばい」です。

誰もが実感している通り、梅雨の時期は湿度が高くて、すぐカビが生えます。
このことから「カビ」を意味する「黴」という字が使われたのです。
しかし、「黴雨」という漢字は、あまり印象の良い字面ではありません。

そのため現在は、「梅雨」という漢字が使われるようになったのですが、
梅雨の時期は6月~7月、ちょうど梅が熟し、収穫する季節です。

「ばいう」の「ばい」に「梅」が当てられたのは、梅雨が梅の季節だからであるという説があります。